ドッグフードはどこで買っても同じ商品だと思っていませんか?
愛犬のご飯をペットショップや動物病院、ペット専門の通販サイトやアマゾン、楽天、ドラックストア―などで見て商品名やパッケージが同じならどこで購入しても同じ商品を購入してると思っていませんか?
もしも・・・
- 愛犬がドッグフードを食べない
- ドッグフードを嫌がって吐く
- ご飯のお皿を鼻で押す
- ご飯を穴を掘って隠すしぐさをする
- 新しいドッグフードにしたら下痢をした
- 愛犬のご飯を替えたら体調不良になった
- ドッグフードの臭いが気になる
など上記の中で1つでも当てはまる経験があればドッグフードの2つの違いに当てはまるかもしれません。
特に海外ブランドのドッグフードですが、正規輸入代理店の公式サイトでしか取り扱いがされていないドッグフードを、ペットショップや動物病院、ペット専門の通販サイトやアマゾン、楽天の激安・最安値で購入した場合は特に注意が必要です。
では、なぜ注意が必要なのか?何が違うのか?を見ていきましょう。
ドッグフードの正規輸入品と並行輸入品の大きな違い
原産国が海外の場合、海外から輸入されるドッグフードには、正規輸入品(正規品)と並行輸入品(並行品)の2種類があります。
正規輸入品(正規品)と呼ばれるドッグフードは、限定された国や地域でドッグフードメーカーの本社から正式に認証を受けた会社が正規代理店として直輸入したドッグフードをいいます。
正規代理店というのは、国内で正規代理店として名乗る事が出来る許可を受けているんです。
正規輸入品(正規品)の場合、輸出から輸入までを、全てドッグフードメーカー本社と正規代理店が製造番号などでしっかり管理をしています。
並行輸入品(並行品)というのは、ドッグフードメーカー本社のある国の中の販売店や問屋さんに一度流通した商品、または他国に輸出され輸入をした国内にある販売店や問屋さんに流通した商品を、ドッグフードメーカー本社の認証を受けて無い並行輸入業者が、独自の入手ルートで輸入して日本国内に輸入されたドッグフードの事をいいます。
並行輸入品(並行品)は、ドッグフードメーカーで生産され本社を出た後、輸出から輸入まで並行輸入業者や、販売店や問屋さんなどが間に入り商品が動きます。
特に海外で人気のプレミアムドッグフードは流通量も多いので、ドッグフードメーカーを出た後、何か国も輸入と輸出を繰り返している可能性もあります。
製造日からどれだけの日数が経過してるかもわからず、温度など品質管理も出来てない状態で大量のドッグフードが並行輸入業者を通じ、並行輸入品(並行品)が最安値など安い価格で出回ってる可能性もあります。
ドッグフードのサポートや管理体制が全く違うと起きる問題点
正規輸入品(正規品)と並行輸入品(並行品)の違いを見ていきましょう。
ドッグフードの輸出、輸入の管理体制
正規輸入品(正規品)は、ドッグフードメーカー本社と正規代理店が製造番号などで全てを管理しながら輸入されたドッグフードなんです。
最短の時間で入荷し購入者のもとに届くので、鮮度も良く安心して愛犬に食べさせることが出来るドッグフードです。
並行輸入品(並行品)は、ドッグフードメーカー本社を出た後、メーカー本社国内にどのぐらいの期間おかれていたのか?複数の国で輸出入を繰り返されていたのか?など、並行輸入業者、販売店、問屋が無数に絡んでいるため輸入経路が複雑化しています。
輸入経路が複雑であれば、製造、入荷、販売までの期間や時間経過もわからない可能性が高く、また並行輸入品(並行品)には製造番号などの表記が無い物が多いので、何か大きな問題が起きた場合に原因の特定が出来ず、責任追及が困難になる可能性があります。
ドッグフードの品質管理
ドッグフードが日本に輸入される時は、船便で輸入されることが多いのですが、正規輸入品(正規品)は、温度管理がされている定温コンテナで輸入。
並行輸入品(並行品)は、コストを安くするため温度管理の無い通常コンテナが一般的なためドッグフードの鮮度など品質に違いが出てきます。
ドッグフードメーカーのサポート体制
正規輸入品(正規品)は、問題が起きた時、サポートを受けることが出来る体制があります。
並行輸入品(並行品)は、ドッグフードメーカーの認証を受けて無い、並行輸入業者、販売店、問屋が複雑に絡んでいるため、ドッグフードメーカーの管理外で、問題が起きても輸入や管理体制が把握できない以上、サポートを受けることが出来ず責任追及や対応が出来ないと明言しています。
ドッグフードのパッケージに表記の言語
正規輸入品(正規品)のドッグフードは、輸入元の言語で商品に印刷されていたり、シールが貼られていますが、並行輸入品(並行品)は、どこから輸入されたかで表記の言語を購入者が日本語に訳す必要がある場合もあります。
ドッグフードの規格の違い
ドッグフードメーカーは、日本の季節を考え、温度や湿度、気候に合わせて原材料を調整しており、わざわざ日本向け用のドッグフードを作って輸出し、正規代理店が輸入しています。
並行輸入品(並行品)は、他国の犬用に作られた製品がそのまま輸入されているので気温や湿度、気候に適して無い商品の可能性があります。
正規輸入品(正規品)と並行輸入品(並行品)の違いには大きな違いがあるんです。
愛犬には安全で安心して食べさせられる新鮮なドッグフードを選びましょう
正規輸入品(正規品)と並行輸入品(並行品)の違いを知らないでいると商品名やパッケージが同じだと全てが同じ物なんだと思い、特にネット通販などでは、激安、最安値など価格の安い商品を選んで購入してしまうと思います。
価格が通常より安い場合は並行輸入品(並行品)を疑った方が間違いないです。
間違って並行輸入品(並行品)を買ってしまった場合、大切な愛犬に何か体調に大きな問題が起きても、ドッグフードメーカーや正規代理店は対応しないと明言しています。
製造から販売までの期間、管理体制の違いから起きる、品質の劣化、酸化、鮮度の悪化
もしかして・・・
- 愛犬がドッグフードを食べない
- ドッグフードを嫌がって吐く
- ご飯のお皿を鼻で押す
- ご飯を穴を掘って隠すしぐさをする
- 新しいドッグフードにしたら下痢をした
- 愛犬のご飯を替えたら体調不良になった
- ドッグフードの臭いが気になる
などの経験があるなら酸化したり劣化したドッグフードだったのかもしれませんね。
愛犬のドッグフードを選ぶ時は、価格だけで選ぶのではなく、正規輸入品と並行輸入品の違いを理解し、並行輸入品が愛犬に与えるリスクも理解したうえで、大切な愛犬が健康で長生きできるように新鮮な体に良いドッグフードを選びたいですね。